📗 授乳編 PROTOTYPE
薬剤師りーこの授乳服薬指導 教科書
序章第1章 母乳と薬の基礎理論 →
INTRODUCTION

授乳期版「絶対言ってはいけない4つの言葉」

第2巻は「母乳をやめないで」を伝える薬剤師のための本
授乳継続のメリットを軽視しないところから始まる
ユキさん

📌 序章の結論(3行)

  1. 第1巻と同じく、本書も 「使わない言葉」 から世界観を定義する
  2. 授乳期で最も多い罠は 「念のため母乳をお休み」。これだけは絶対に言わない
  3. 授乳継続のメリット(免疫・愛着・栄養・乳腺炎予防)と 等価に薬のリスクを並べる

第1巻『妊娠編』を読んでくださった皆さん、ようこそ第2巻『授乳編』へ。第2巻のテーマは 「授乳と薬の判断軸」 です。妊娠期とは違うPK、違う情報源、違うコミュニケーション。母乳継続を支えること が第2巻の核です。

りーこ先生
りーこ先生
妊娠期は「薬を飲むか飲まないか」が論点でした。授乳期は 「母乳を続けるか中断するか」 が論点です。中断は 戻すのが困難 なので、安易な「念のため休止」は患者から授乳の喜びを奪うことになります。

序-1 授乳期に絶対言ってはいけない4つの言葉

#NG言葉なぜダメか
「念のため母乳をお休みしましょう」授乳継続のメリット(免疫・愛着・栄養)軽視。多くは継続可能
「赤ちゃんに移行するので授乳できません」「移行」=「悪影響」とは限らない。M/P比とRIDで定量評価する
「お薬を飲んでいる間はミルクにしましょう」母乳完全停止→乳腺炎・分泌減少リスク。多くは並行授乳可
「不安なので授乳を諦めましょう」不安は情報提供で解消すべき。諦めさせるのは薬剤師の役割ではない

序-2 4つの言葉のOK言い換え

NG「念のため母乳をお休みしましょう」
OK「このお薬の母乳移行量と赤ちゃんへの影響を見てから、続けるか一時休止か判断しましょう」
NG「赤ちゃんに移行します」
OK「お薬の成分は母乳に少量出ますが、その量と影響を一緒に確認しましょう」
NG「お薬中はミルクで」
OK「このお薬は授乳継続可能と評価されています。乳腺炎予防のためにも続けましょう」
NG「諦めましょう」
OK「不安があるんですね。LactMedの情報を一緒に見て、判断材料を増やしましょう」

序-3 第2巻の使い方

第1巻で「3軸リスク評価フレーム」を学んだ皆さんに、第2巻では 授乳期特有の判断軸 を渡します:M/P比、RID、LactMed、FDA Lactation Categories——これらが揃って初めて、自信を持って 「授乳継続OK」 と言えるようになります。

📝 序章 早見:4つの言葉

  • 「念のため休止」→「移行量と影響を見て判断」
  • 「移行します」→「少量出るが影響は薬による」
  • 「ミルクで」→「継続可能・乳腺炎予防にも続ける」
  • 「諦めましょう」→「情報を見て判断材料を増やす」
序章 完第1章 母乳と薬の基礎理論 →
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第1巻 妊娠編は こちら